こんにちは、ナギです。
シーズンも終盤になってきましたが、最近の釣果はどうですか?
青物、タチウオ、イカ(最近厳しくなってきましたが)など狙うものが多くて時間とお金が足りません。特にお金がw
来月になると今よりも水温が下がり、ショアからでは釣果が厳しい状況になってくるため、今月がチャンスです。
少しでも多く海に向かい、竿をしゃくりまくりましょう。投げる回数が多ければ多いほど、釣れる可能性がUPするからね!
・・・え?簡単に大物が釣りたい?
家族、友達、彼氏・彼女に「これ、釣ってきた!」とドヤ顔したい?
なるほど、なるほど。いいでしょう。
もちろん、僕も何度か嫁にやったことがあります。
『これ、釣ってきたわ(ドヤァ』『大漁のクーラーボックス(パカァ』
察しの良い人は、もう気付いたでしょう。
このような自慢をしたい人は、今すぐお金を握りしめて海上釣り堀に行きましょう!
タバコ、飲み会、釣具、休み前のご褒美などちょっと我慢すれば、良い思いができます。
釣り堀でのメインターゲットは真鯛になると思いますが、大丈夫です。裏技を使ったことなんてバレません。
真鯛を狙うのであれば基本的には水深のあるところ、つまり船釣りが多い。という知識は、釣り人や魚に詳しい人以外は知らないはずです。
万が一、知られていたら、今日はもってる日だった!で押し通しましょう。
ということで、今回のお話は『海上釣り堀 海恵に行ってきました。』です。
- 釣り堀で釣れる魚
- 仕掛けやテクニック
- 海恵釣行ポイントカード
何度かお世話になっている海恵ですが、今回の釣行では色々と収穫があったので、そのあたりも合わせてお伝えしていきます。
海恵に釣行してきた
とある日のこと。
こんな連絡が来ました。
というのも期間限定のイベントで、マグロの泳いでいる生簀で釣りができるようです。
マグロを釣る方法は釣り堀 海恵のHPに記載されていますが、曜日限定での抽選か500円ガチャで引き当てる。となっています。
要は、運次第ってやつですw
釣り堀 海恵の詳細はコチラでまとめています↓
さてさて、いつものように6時に姫路港を出港し、船に揺られること30分ほどで到着です。
釣り全般に言えることですが、僕は行くまでが一番楽しい時間だと思っています。
ボウズあるいは、ちょろっとしか釣れないことが多いからねw
でも、釣り堀なら確実に3匹ぐらいは釣れてくれるし、何がかかっても強烈な引きで楽しませてくれます!しかも、美味しい!
ちなみに、マグロの抽選は、もちろんハズレでした。
本日のお品書き(お魚用)
- マダイスペシャル&イエロー
- 生ミック
- ササミイエロー
- 丸エビイエロー
- 自作パープルキビナゴ
- 自作パープル鯖切り身
となっています。
なお、全て半年前のものです。
色んな種類買うと数千円かかってしまうので、前回の分を冷凍保存してました。
あと一度使ったものを再冷凍しても釣果が変わらないのか?気になっていたため検証です。
パープルエサの作り方は、コチラをどうぞ↓
生簀に案内されたらいつものように8時までに仕掛けを用意します。
食いの良い朝一は、練りエサでスタートするようにしているので、まずはマダイスペシャル(赤)を準備。
時期によって魚種は変わりますが、現在こんな感じです↓
- 真鯛
- シマアジ
- クエ
- カンパチ
- オリーブハマチ
ただし、放流はされているもののそれぞれの生簀で何が残っているか判断が難しいので、1種に絞って狙うことはオススメできません!
実際、今回の釣行で友人はシマアジを狙っており、スタッフの方に聞いてみると『シマアジを狙うなら2ヒロか3ヒロ。でも、狙う人はいるけど皆当たりも無くボウズで終わってるからやめた方がいいです。』と言われました。
もちろん、粘って狙えば数匹釣れるかもしれませんが、せっかく釣り堀に来たなら何かしら釣りたいので、諦めました。
いよいよ8時になり、スタートフィッシングです!
写真を撮りまくりたいですが、朝一に数を釣ることが重要になってくるのが釣り堀なので、我慢して手返しよく狙っていきます。
朝一、落ち着いてから釣れた真鯛をパシャリ。
マダイスペシャル、マダイイエロー、生ミックをローテーションしながら、できるだけ手返し良くを意識して、1時間ほどで真鯛5匹をゲット。
どの真鯛も元気いっぱいに、ぐいぐい引いてくれるので最高です!
サイズも約40cmといい感じ。
10時前になると『オリーブハマチ(3匹)放流します。』と放送が。
一種のブランドハマチなので、これは欲しいところ!
ギリギリまで、真鯛を狙う友人。
青物用仕掛けを投入するナギ。
青物が放流された直後、友人に真鯛HIT。
放流された後は、活性が上がることがあり、他の人から青コール。
(青コール:青物がかかると走り回ってオマツリの恐れがあるので、みんな仕掛けをあげないといけない。)
さらに、もう1人からも青コール。
と思いつつ、迷惑にならないように仕掛けを回収します。
表層まで回収してきたところに、青物がやってきて・・・?
まさかの3匹放流直後に3青コール!
放流してから10秒も経ってないのにw
広いと言えない生簀内で、3人が青物をかけてるカオスに。
友人がちょうど真鯛をタモ入れ終わった直後だったので、タモ入れをお願いし、慎重にやりとりします。
見るからに激萎えの友人。すまねぇ、こればっかりはどうしようもないw
この青物が釣れた時間が10時です。
ここからは、この生簀が地獄の時間になりました。
周りの生簀では青物や真鯛がぽつぽつ釣れているものの、僕らの生簀では当たりすらありません。
タナやエサをローテーションしても、何の反応もなし。
ダメ元で食い重視の仕掛けに変更してみます。
すると、一瞬でウキが沈んでいく今までとは違った当たりが!
リール巻けないんですけど・・・?
・・・むむむ、生命感も感じられない。
もしかして、潮で底の網が動いて絡まっただけ?
どうにか外そうとしましたが、どうしようもなかったので、無理やり引っ張ってラインブレイクさせることに。
結局、周りの生簀では釣れているものの僕らの生簀では、10時以降6人で真鯛が2匹釣れたぐらいで、後半は沈黙して終了しました。
釣り堀は、難しいなぁ。楽しいけど!
釣り堀の仕掛け、テクニック、引き出しを増やそう!
今回の釣り堀では、そこまで大漁というわけではないですが、勉強になったことが多かったです。
僕が快適に釣りができると思った方法を1つずつお伝えしていくので使えそうなものがあれば、ぜひ次の釣行で活かしてもらえたらと思います。
フィッシュグリップは使わない
ショアジギングやタチウオ釣りで、魚を持ち運びするときにフィッシュグリップを使うと思いますが、釣り堀では使わなくてOKです。
釣りあげた魚をどうやって個人生簀に入れるか?という話ですが、これを使います。
メリヤスウエスとはTシャツ類を裁断したもので、分かりやすく言えば雑巾です。
ホームセンターでも購入することができ、500gで約500円前後で購入することもできます。
これで魚の尾を掴んで生簀に放り込むのがオススメ。
↑の真鯛の右に写っているのがウエスで結構大きく、滑りにくいのでしっかり掴めます。
ウエスを使うメリットとしては、時短です。
釣り堀では食い気のある朝一に数をのばすのが重要なのに、毎回フィッシュグリップで掴むのは時間のロスでしかありません。
しかも、なかなか口を開けず時間がかかっちゃうこともありますし・・・。
ウエスがあれば、ハリを外すときに目隠しすれば大人しくなってくれますし、スムーズに生簀に運ぶことも可能です。
ですが、『これ釣ったんだぜ!?』と、記念やSNSにアップ用の写真を撮るときなどにはフィッシュグリップをぜひ使ってください!
ハリはタモに引っかけておく
釣り堀 海恵では、釣り場が筏のようになっており、足元を見ると隙間がたくさんあります。
エサを付けるとき、魚を釣り上げたときなど、ハリをほったらかしにしてると、この隙間に入っちゃうんですw
そんな狭いとこにピンポイントで入るわけないやん!という声が聞こえるかもしれませんが、本当にあるんですよね。友人も経験してるとのこと。
一度入ってしまうと、木製のため良い感じにフッキングしてしまうし、狭いので指も入らないしで、切るしか方法がないので時間のロスに繋がります。
仕掛けも無駄になってしまうので、時間とお金の両方にダメージです。
それを防ぐために、僕はこうすることにしました。
魚を釣りあげたら邪魔にならない場所に、ハリをひっかけるようにしました。
(黄色:ハリス、赤:ハリ)
ラインを張った状態であれば、ハリが隙間に落ちていくこともなく、エサを付けるときまで引っかけておくことができます。
ハリの右側に大きい隙間と小さい隙間が見えると思いますが、いつもそこに引っかかってしまい、苦労していました。
ただし、タモに入っている魚は当然ビチビチしているので、ハリが外れる可能性もあるためできるだけスムーズに生簀に入れることが重要になってきます。
釣りあげたとき毎回この方法をしましたが、隙間に落ちることもハリが外れることもなく、快適に釣りを楽しむことができました。
寒い時期は細い仕掛けを使う
どうしても寒い時期は活性が下がって食いが落ちるので、いつも使う太め(強め)の仕掛けだと食わないことが多いです。
そのため吸い込みやすい細めの仕掛けを使うようにします。
今回の釣行では、本当に変わるのか?気になって春や夏の暖かい時期に使っていた仕掛けを使ってみましたが、全く当たりがありませんでした。
僕はいつもこの仕掛けを使います。
魚本人に聞いてみないと分かりませんが、ケイムラでアピール力が高く、オーナーが好きだからですw
水温の下がって来た時期であれば、朝一の真鯛狙いにはできるだけ9-2を使ってください。
ラインブレイクが心配なら10-2でもいいと思いますが、少し食いが落ちるかもしれません。
青物にも対応できる11-4で真鯛を狙ってみましたが、一度も当たりがありませんでした。
そのため朝一からはできるだけ細めの仕掛けがおすすめです。
フッキングはしっかり待ってから
春夏秋の暖かい季節だと気持ちいいぐらいにウキが一気に海中に沈んでいきますが、冬はそうも簡単には沈みません。
なので、飲ませるぐらいの気持ちでがっつり待つことが重要になってきます。
セットで販売されていた棒ウキ3号を使っていますが、緑の部分が海面に見える状態になると仕掛けが設定のタナまで辿りついたということです。
ここから当たりを待ちますが、寒い時期だと前当たりが長めに出てくるので少し沈んだからといってフッキングはしないでください。
どういうことかと言うと、今緑まで浮いている状態ですが、オレンジ・黄色まで沈むのが5回前後繰り返すことがあります。
海水温が下がり活性の下がってきた真鯛は、吸い込みが弱く、エサを吸っては吐いてを繰り返ししている状態なので(この時にウキが中途半端に沈んでいる)、かかったとしても上手くかからず、すぐにバレる可能性が高いです。
前当たりが終わるのを待っていると、しっかりトップ(赤色の部分)以降も海中に沈んでいくので、このタイミングで合わせを入れましょう。
真鯛の当たりの取り方は待ちが長いですが、青物やクエなど他の魚種だと一気にトップまで沈んでいくので、その時はそこで合わせてください。
仕掛けの交換はスムーズに、快適に
寒い時期の真鯛は活性が低く何度も食っては離しを繰り返します。
そうなると、ハリスにささくれができることがありますが、これは見逃さないでください。
と思う人もいるかもしれません。僕はそうでした。
合わせて乗ってすぐにブレイクするので、怪しいと思ったら仕掛けを交換してください。
今回の釣行で、ざらつきに気付いてもそのまましてみると、次の1投でブレイクしましたw
ハリの仕掛けは3組で300円ほどで1組100円に対し、真鯛1本は約2000円です。
金額で換算すると20倍は違うので、当たりや釣りあげたらハリスを確認してみて、気になるなら交換していく方が確実です。
逃した魚は大きいですよ!(金額的に。精神的に。)
交換に便利な仕掛け巻きがコレです。
以前までスポンジタイプのものを使っていましたが
少しでも時短のしたい朝一に、こんな問題がありました。
このシートなら、この仕掛けがどのサイズなのかを瞬時に判断でき、巻き癖もつかずに、取り出しも楽です。
『ハリス』と書いているところに台形の切れ込みがあると思いますが、そこの根元にラインを挟めるところがあるので、きっちり固定もできます。
使い方は簡単で、スナップをクッションゴムのサルカンに取り付けてから、シート真ん中にある穴を人差し指と親指でつまんだら、あとはラインを引っ張りつつシートを回したら一瞬で綺麗に取り外せます。
釣り堀に行く前に、使いそうなサイズを数セットを用意しておくと交換をスムーズに、快適にすることができます。
また、釣り堀だけでなくブッコミ釣り、のませ釣り、船釣りなど様々な使い方もOK!
海恵ポイントカードの特典
釣り堀の楽しさを覚えて、気付いたら5回来ていました。
1回来ることに1点ハンコを押してもらうことができ、5点集めると特典が受け取れます。
- 次回、使える3000円引きクーポン。
- 真鯛2匹。
- シマアジ1匹。
のどれかを選ぶことができます。
時期によっても異なるかもしれないので、貯まったときに聞いてみてください。
『魚と引き換えする人はエサ売場』までと11時頃にアナウンスが流れるので、その時点での釣果、次の釣行に備えるなど、状況によって選択できるのは嬉しいですね!
僕の場合は、金額で考えてしまいましたw
真鯛2匹=約4000円、シマアジ1匹=約4000~5000円、割引は3000円。
ということは、真鯛かシマアジのどちらかで、真鯛は割と釣れるため、シマアジがベスト!
養殖だと場所によって金額はバラバラだと思うため参考程度、というよりもシマアジは狙ってもなかなか釣れないし、美味しいので選んだというのが大きいです。
寒い時期こそ釣り堀で楽しもう!
今回の釣果
- 真鯛6匹(1匹知り合いにプレゼント)
- オリーブハマチ1匹
- 特典のシマアジ1匹
後半失速してしまいましたが、釣果としては満足です!
腹骨を取り除くのに失敗してしまいましたが、左4枚は真鯛、右2枚はシマアジです。
どの魚も捌いていると包丁に脂がべったりつきます。
こちらがオリーブハマチです。
鬼のような脂の乗り具合。さすが養殖。
今回豪快に半身を使って、初めて土鍋で鯛めしを作ってみました。
真鯛から最高の味が滲みだした出汁でご飯を炊いて、身をほぐしてかき混ぜる。
味変で、市販の本だしなどで作った出汁とわさびを入れて、鯛茶漬けに。刺身を乗っけても良し!
地域によってくると思いますが、僕の住む明石では12月末にもなるとショアからでは、なかなか大物を狙うことができません。
そんなシーズンオフでも大物の引きを味わうことができる釣り堀は、行って楽しい、帰って楽しい、釣り人にとって最高の場所です!