いよいよ楽しかった今シーズンも終わりが見え始めました。
今年の釣果はいかがでしたか?
こんにちは、ナギです!
シーズンが終わるとは言っても根魚はまだまだ元気に遊んでくれるので、狙っている人は1年中がシーズンになりますね!
そんなシーズンが終盤になってきた頃に旬を迎える魚を狙いに行ってきました。
釣りを始めた頃に連れて行ってもらったことはありますが、難しい釣りのためエサ取りだけ釣った記憶がありますw
- 垂水一文字の釣果
- ふかせ釣りとは?
- あの魚って?
垂水一文字って聞いたことはあるけど行ったことがない。という人にも分かりやすく1日の流れも含めて仕掛けと釣果報告をしていきます!
垂水一文字の詳細
三井アウトレットパーク マリンピア神戸や垂水漁港の近くで、渡船を使う必要がありますが5分もあれば到着します。
外向き:大半がテトラ帯になっており、西側(マップの左)の一部が足場の良い堤防。
内向き:全面堤防。
写真で見るとこんな感じです↓
東向き
西向き
マップで言うと、右の方に少し曲がっている場所が見えると思いますが、今日はそこで釣りをします。
明石海峡大橋を眺めながら釣りを楽しむことができる素晴らしい釣り場なんです!
垂水一文字は、明石海峡に面していることもあり、内向きも外向きも両方、激流です。
潮の流れに対応できるようなタックル、釣り方をおすすめします。
ジギングでは、80gのジグを投げても真横から戻ってくるぐらいです。
- 料金は、男性2200円、小中学生 女性1200円。
- 定休日 毎週水曜日
- 営業時間は季節により変更で、だいたい6時前後に出船。
- インスタが更新頻度多めということなので、悪天候時など前もってチェックするのがオススメ。(スタッフが5時半頃に現地確認してから更新するとのこと。)
- 予約は必要なし。
駐車場は、船から近くにあり、1日800円です。
ナビで垂水漁港を検索し、この辺りまで来ると黒丸の場所で駐車料金を払います。
そうすると駐車券である紙を貰うので、それを車のダッシュボード、もしくは駐車券が見える位置に置いておきます。
出るときに見せないといけないので、なくさないように注意してください。
赤色の場所が駐車場となっており、結構広いです。
駐車できたら黄色のところが受付になるので、荷物を持って移動します。
あと、バイクの場合は漁師さんなど仕事をしている人の邪魔にならないような場所に停めればOKです。
内向き | マダイ、グレ(メジナ)、コブダイ |
外向き | グレ、アオリイカ、青物 |
この他にも釣れるとは思いますが、渡っている人がメインに狙っているのはこの辺かと。
そして、今回の釣行でのターゲットは、グレ!
白身魚で、この時期に釣れるものは寒グレと言われ、脂がのってて美味しいのです!
グレ(メジナ)について
僕の住んでいる明石(関西)ではグレと言いますが、他の地域では『メジナ』と呼ばれることもあります。
『グレは美味しくない』という話を聞くことがありますが、それはグレの食性によるものです。
水温の高い夏頃は、エビやカニの甲殻類や小魚を食べており、冬場になると海苔などの海藻を食べます。
時期によって食べるものが変わるため、夏頃に食べるグレは磯臭い味がしてしまい美味しくないと言われることが多いです。
それに対して、冬場のグレは臭みが全くなく脂ものっているので美味しく食べれる冬が旬と言うことができ、寒グレと呼ばれています。
白身魚のため、刺身、塩焼き、揚げ物、煮付けなど様々な料理と相性が良く、ぜひ食べてほしいのが刺身と塩焼きです。
初めて刺身と塩焼きを食べたときは、あまりの美味しさにドハマりしました。
それから毎年欠かさず寒グレは食べることにw
ふかせ釣りの仕掛け
ウキなどを使わずに、鈎にエサを付けて海中を漂わせる釣り方です。
風や潮に乗せ、漂わせて(ふかせて)釣ることから、ふかせ釣りと言われており、最近では狙ったタナをしっかり探るために、ウキを使用したウキふかせ釣りのことを指すことが多いです。
今回僕が使用した仕掛けはコチラです。
磯竿1~2号 4.5~5.3m
今回使ったのが、シマノ アドバンス磯 1.5号5.3m。
安心のシマノ製で、価格も抑えられており初めての磯釣りにおすすめの1本です。
短いロッドの方が操作しやすく風の影響も受けにくくなりますが、テトラ帯で釣りをするときや良型グレがかかったときは長めのロッドの方が有利となります。
- タメがきくので、魚とのやり取りを優位に行える。
- 足元の障害物を回避しやすい。
- 飛距離を出せる。
20cmちょいぐらいのグレでも引きは強烈です。
せっかくかけた魚を獲りやすくするためにも5m~のロッドをオススメします。
あとは長い方が綺麗に曲がってくれるので、かなり気持ちいいです!
僕が5.3mを使う理由はコレが一番大きいかなw
レバーブレーキリール
磯釣りぐらいでしか使わないので、初めて聞く人もいるかもしれません。
ロッドを外した状態ですが、ロッドも持って人差し指をレバーに添えて釣りをします。
使い方は、レバーをスプール側に押し込むとスピニングリールと同じように使うことができ、ロッド側に引くと特殊な動きをします。
限界までレバーを引くとブレーキがかかり、魚の引きに合わしてラインが出ていき、いつものドラグ性能でやり取りができます。
レバーを緩めると魚の引きに合わせて、一気にラインが出ます。
なぜこのような機能が付いているかと言うと理由は2つです。
- 魚の引きに負けてロッドがのされた時に、一気にラインを出して体勢を整えることができる。
(引きに負けて下を向いているロッドを上向きに瞬時に変える) - かけた魚の引きを何度も味わうため。
(寄せてはラインを出し、再度寄せては出しを繰り返して、引きを楽しむ)
2つと言ったものの①の使い方がメインで、②のような楽しみ方は、それなりに使い慣れてからじゃないと難しいです。
僕はまだそんな楽しむ余裕はなかったw
道糸は、ナイロン2号サスペンド(海面直下を漂う)で、リーダーはフロロ1.5号を使いました。
釣具店の店長に相談し、初心者向けに価格を抑えながらも十分な性能を持つものをチョイス。
ウキ止め・シモリ玉
ウキ止めを付けるのに簡単なので、このタイプやウキ止めゴムを使ってるという方も多いのではないでしょうか?
道糸を溝に通してウキ止めをスライドするだけで、簡単にセットが完了できるので便利ですよね。
僕は、このタイプを使っていました。
が、実はウキ止めのラインを買った方が更に便利ということに気付いてしまいました!
- 仕掛けを組んだ後でも、好きな位置にウキ止めを付けることができる。
- 緩んでしまっても、新しいものに付け直すことができる。
簡単に使えるタイプの場合だと溝に通す必要があるので、最初にしか使えず新たに結び直しはできません。
それに対して、ラインだと好きなタイミングで結びつけることができ、結び方も簡単なのでウキ釣りをする方には、ぜひラインで使うことを推します。超推します。
ただし、1点だけ注意点があります。
ウキ止めの付け直しする際に、使わないウキ止めを道糸から取り外すときに誤って道糸まで切ってしまうかもしれないということです。
切っちゃうと全部組み直しになってしまうので、気を付けて切る、一旦つけっぱなしにしてしまい新しい物を結びつけるかの2択になりますね。
僕の結び方を説明します。
黒:道糸 ピンク:ウキ止め です。
ウキをしっかり止めるために、シモリ玉を通しておくのを忘れずに!
ウキ止めは約20cmでカットした方が結びやすいです。
ウキ止めの右端を上側から道糸とウキ止めを跨ぎます。
説明のためにラインをテーブルに置いてしていましたが、本来人差し指に乗せながら結んでいきます。
ウキ止めの右端は、ウキ止めと道糸を上側から通っており、輪ができるはずです。
こんな感じになれば、次に行きましょう!
先ほどの状態のまま、親指で抑えつけます。
上にぴょこっと出ていた、ウキ止め右端の先端を右手でつまんで、下側から道糸を巻くように輪に通していきます。
通したら、こうなります。
今から4,5回巻いていくので、輪に通してできた結び目は人差し指と親指の方へスライドさせて、抑えつけて動かないようにした方が作業しやすいです。
ではでは、どんどん巻いていきましょう!
輪に通しては結び目をスライド、人差し指と親指で抑える、輪に通す、指で抑える・・・繰り返します。
4,5回巻き終えたら、指で抑えていた結び目を緩めていき、ウキ止めの両端を軽く引っ張ってみましょう。
任意の位置までウキ止めを移動させたら、両端を強く引っ張ります。
余分なウキ止めをカットすれば完成です。
仕掛けを組んだ後で結ぶことができるので、かなり便利ですがシモリ玉、円錐ウキ、絡まん棒など通し忘れがないようにしてください。
円錐ウキ・ガン玉
ウキ釣りでは、1号、2号など数字で書かれているものを見たことあると思いますが、ふかせ釣りではアルファベットで書かれているものを使います。
オススメは、DUELのウェーブマスターです。
ふかせ釣りでは、風、潮の流れ、タナ(狙う水深)などによって円錐ウキを変更する必要が出てきます。
そのため、種類を持っていた方が対応できる環境の幅が広がるので、価格を抑えつつも十分な性能がある円錐ウキがベスト。
その円錐ウキが、このウェーブマスター!
もちろん、お財布に余裕がある人は、最高級品でも大丈夫ですw
今回用意したものがコチラ。
まず円錐ウキには、サイズがあります。
S、M、Lがベースのサイズになっており、それぞれ自重が違います。(MLは、MとLの間で約9g)
Sが約5g、Mが約8g、Lが約11gで、サイズが大きくなればなるほど遠投することが可能でき、魚のいる場所や風の有無によってサイズを選びます。
その代わり、感度に関しては軽い方が有利になるため、その日の状況によって判断する必要があります。
次に、アルファベットの意味ですが、これは浮力を意味しています。
号数 | 浮力 |
0 | 0g |
B | 0.55g |
2B | 0.85g |
今回用意した円錐ウキでは、こんな感じです。
使い方としてはウキ釣りと同じで、Bの号数なら0.55gまでガン玉を付けることができ、それ以上になるとウキが沈んでしまうということです。
では、この号数は何で判断するか?という話になりますが、それが魚のタナやエサ取りがいるかどうかということになります。
エサ取りがおらずグレが海面近くにいる場合であれば0号で狙うことができますが、グレがエサ取りの下にいる場合だと少し沈めないといけません。
その時に、浮力のある円錐ウキを使うことで、エサの付いた鈎をエサ取りにやられないように素早く沈めることができます。
つまり、狙う水深によってウキの号数を選択することが大事で、そのためにも数種類のウキが必要です。
ガン玉は、このタイプがオススメです。
1つで数種類の重さに対応できるので使い勝手が良く、使い切った種類があればその種類だけ購入することもできます。
僕は、重さの違いがなかなか覚えれないため、それぞれの号数にgを記入しました。
ウキと合わすときにも確認しやすいので、覚えるのが苦手な方はぜひw
からまん棒・潮受けゴム
ウキ釣りでよく見かけるコチラのからまん棒の他に、ふかせ釣りでは潮受けゴムというものを使うことがあります。
からまん棒の上側が、台形のような形になっています。
基本的な役割は、ウキが仕掛け下側に滑り落ちないようにするストッパー、ラインが絡まないようにする、からまん棒と同じです。
しかし、からまん棒よりも大きく海中での視認性に優れるため、横に走ったり、海中に引き込まれたりしたときの円錐ウキに出ないアタリを取ることができます。
また、潮の流れを台形になっている箇所で受けてくれるので仕掛けが馴染みやすいというメリットもあります。
グレ鈎
リーダーとグレ鈎のセットとなったものも売っていますが、僕は鈎単体で購入し、現地で結んでいます。
やっぱり鈎は、鋭く刺さりやすいがまかつです!
まず5号からスタートし、低活性で食わないなら4号に下げます。
逆に、がんがん食ってくるような高活性ならバラシを防ぐために6号に上げていきます。
お世話になった分かりやすい動画を貼っておきます。
写真で説明しようと10枚ほど撮って用意したもののポイントが多くて、まだまだかかりそうだったので断念w
1つ追加でしてほしいのが、例えばリーダーを1mほど切ってから結びつけるのではなく、鈎を結んでからリーダーを切るようにしてください。
というのも、リーダー1m切ってから鈎を結んだもののミスってしまい、更に切ってしまうと欲しい長さが足りなくなるかもしれないからです。
ラインケースに巻いた状態で鈎を結んでから、引きだしていけば必要分をきっちり取り出すことができます。
お手頃価格の仕掛けで、いざ垂水一文字へ!
今回の記事では、僕のようなふかせ釣りを初めてやる人に向けて、仕掛け一式をご紹介してきました。
次の実釣編で釣果報告もしていきますが、結果だけ言えば紹介したタックルで問題なく楽しむことができます。
難しい釣りなだけあって、釣れたときの嬉しさは半端なかったです!
ぜひ、新しい釣りに挑戦してみてください。