寒い冬の時期になると釣りたく、食べたくなるターゲットであるメジナ。
僕の住んでいる明石では『グレ』と呼ばれており、『クロ』と呼ばれている地域もあるみたいで、場所によっては呼び名が変わります。
12月末頃のある日、スマホに1件の連絡が来ました。
僕と嫁ちゃんの共通の友達と連絡を取り、僕の家で忘年会をしよう!という話になったみたいです。
そして、冬の定番である『鍋』をしようということに。
ということで、やってきたのが家から15分ぐらいの海です。
グレを鍋にしたら美味しいという話を聞いたことがあり、『初めて来る場所でグレが釣れるのか』『ここのグレは美味しいのか』を調査するために行ってみました。
決して釣りがしたいから。という理由ではありません。
忘年会のご飯担当として、美味しいご飯を食べて満足してもらうために、事前調査しに来たのです。
釣れるか分かりませんが、やってみましょう!
グレのフカセ釣りの仕掛け
こちらの記事で、僕の使っているフカセ釣りの仕掛けを紹介しています。
漁港などの釣り場のポイ捨てによるゴミ問題、船が通るのに仕掛けを回収せずラインが絡まったりする釣り人のマナー問題といったことが多く、神戸の沖堤防がどんどん閉鎖されていきました。
閉鎖しないでほしい!と思っていた垂水一文字も2023年3月31日に、ついに閉鎖。
冬になると美味しいグレを狙いに垂水一文字に行っていましたが、それができなくなり初場所を調査したいこともありで、行ってみたってのもあります。
釣りエサの袋、仕掛けの袋、糸くず、飲食物など釣りを楽しもうとすると必ずゴミが出ると思いますが、その場に捨てるのではなく持って帰って捨てるようにしてください。
『来た時よりも綺麗に』まではいかなくとも自分が出したゴミを持って帰るだけで、釣り場にゴミが溜まっていくこともなく、釣り禁止になる可能性も低いと思います。
ずっと楽しめる場所を残していくためにも僕たち釣り人がマナーを守って、釣りを楽しんでいきましょう!
明石のグレのフカセ釣り 初場所へ!
やってきたのが二見人工島の東側テトラです。
この人工島では東側と南側にテトラ帯があり潮通しも良いので青物やエギングでも釣果が望めます。
人工島内に明石海浜公園があって、そこが駐車場になっていますが、大量の釣具を持って移動することは大変なので邪魔にならないように路駐してテトラ帯に行く人が多いです。
東側テトラの南寄りのところ、『明石市道南二見2号』の『見』の隣に少し出っ張っているものが見えるでしょうか?
そこだけが足場が良く、釣りのしやすい場所になっており、人気ポイントです。
別名、豆腐と呼ばれる場所でもあります。
12月末の平日で時期的に釣り物も少ないので、人が少なく豆腐がとれたので今日はそこで狙ってみることに。
秋のハイシーズンになると激戦区なので、ずっと人がいるぐらいに人気です。
まずは、撒き餌を作って、魚がいるか見てみるために数回打ち込んでみます。
これにパン粉2kgと海水を混ぜて硬さを調整して完成!
フカセ釣りに一番重要とも言われる柄杓は良い物を使った方が釣果は伸びます!
餌取りと本命であるグレを分断させるためには撒き餌したときの餌離れの良さ、遠投性が重要になってきますが、安い柄杓では撒き餌が離れない、飛ばない、そのため撒き餌のコントロールがしにくいです。
大まかな釣り方は、こちらで解説しています。
狙い通りに釣れた時の快感は絶対クセになるので、フカセ釣りに興味があるならぜひ!
撒き餌を数回して仕掛けを作っていると見える所にコッパグレが湧いてます。
愛用のロッドとリールこちら。
刺し餌には生オキアミを使用し、最初のタナは2ヒロでやってみます。
・・・魚はいるものの刺し餌が残りっぱなしです。
喰ってこないということは、仕掛けのタナが違っているのか、撒き餌と同調していないのか、何かが間違っているということなので変化を与えてみることに。
いつも通り円錐ウキLサイズの0号を使っていましたが、潮の流れが速くて、ガン玉を全く打っていない仕掛けでは全然沈んでいなくて浮いている状態では?と予想。
なので、Lサイズ 2Bのウキに変更し、鈎から約50cm離したところにガン玉2B(0.85g)を打って試してみることに。
足元近くに撒き餌を2回打ってからキャストし、仕掛けが絡まないように少しラインを回収してからウキ周辺に撒き餌を1回打って流します。
ウキが流れているのを眺めていると海中に消し込みました!
何回見ても飽きることのないのがこれです。気持ち良過ぎる。
でも、君ではないw
良い所に鈎がかかっていてウキを綺麗に沈めてくれたのは嬉しいけど、探しているのはあなたではない。
ということで、鈎を外して海に帰ってもらいます。
一応、魚は釣れましたが本命ではないので、タナを1.5ヒロぐらいまで上げてみて探ってみることに。
同じような流れで仕掛けを投入しウキを流していると、またウキが沈んでくれて・・・!?
本命であるコッパグレが釣れました!
サイズはともかく、ここにグレがいることが判明したので、うまくいけばサイズも狙えるかもしれません。
大きくなってから帰ってきてほしいのでリリースし、グレが釣れてタナも合ってそうだったのでサイズアップを狙います。
すると?
呼んだ?と言わんばかりに餌取り代表 フグの猛攻。
細いグレ鈎を何本もへし折り、その都度、結び直さないといけないので、なかなかのストレスを与えてきますw
コッパグレも釣れるもののサイズは変わらず、餌取りを回避するために足元に撒き餌を多めに打ってみることに。
仕掛けをキャストし、ウキを流していると、弛んでいたラインが一気に持って行かれる当たりが・・・!?
合わせを入れると磯竿が大きく曲がって、ドラグも少し出ていくぐらいにヒキが強いので、良いサイズのグレかもしれません!
強烈なヒキを楽しみつつ寄せてきて、見えた姿は本命であるグレです!
無理に抜き上げるとバレたり、竿が折れる可能性があったので、タモを使って確実にキャッチします。
僕の小指から親指までで20cmぐらいなので約28cmといったところでしょうか!?
磯であれば、もっと大きいサイズがいますが、家の近所でしかしないので十分満足!
今まで24cmぐらいが最大だったため記録更新もできました。
かんぬきに鈎がかかっているのでタナもバッチリ合ってて、バラしにくいしで、何も言うことありません。
初場所で、あまり情報もありませんでしたが、普通に釣れました!
釣れることが分かったということが一番の収穫です。
大きめの活かしバケツを持ってきていたので、大きいかな?と思ったものを一旦キープし、餌が無くなったタイミングで選別します。
それからも当たりが続いて、フグやコッパグレなど含んで20匹近く釣れたところで、餌がなくなり、風も強くなってきたので納竿です。
グレのフカセ釣りを楽しんでみよう!
28cmが釣れて満足して引き続きフカセ釣りを楽しんでいると、まさかの31cmも釣れました。
乗った瞬間から重くてヒキも強いなーと思ってたらサイズアップw
フカセ釣りの師匠にも釣れることを報告し、お裾分けをして2人で味見をしてみました。
という結論になりました。
垂水一文字では、ほぼ毎日フカセ釣りをしている方がいたので、天然というものの撒き餌を食いまくっているので養殖並に脂が乗っていたから美味しかったと思います。
今回、フカセ釣りを楽しんできた二見ではフカセ釣りをしている方を見たことありません。
その差が味に繋がったと思いますが、刺身にしても塩焼きにしても美味しく、お酒のお供にもピッタリでした!
次のシーズンから通う場所を見つけることができたので、ぜひフカセ釣りをやってみたいという方には行ってみてください。
フカセ釣りをやってみようという方は、こちらの記事を参考にしてください。
僕が意識していることをまとめています。