よくスーパーで見かけるタチウオ。みなさんは、食べたことありますか?
鋭い牙をもち、太刀のようなきれいな姿をしており、なかなかいかつい見た目ですが、美味しいんです!
白身魚なので、刺身・炙り・塩焼・天ぷら・揚げ物など様々な料理で楽しめちゃいます。
そんなタチウオですが、近所の漁港や堤防から釣れるって知ってますか?
釣りって難しそう、初心者には無理、と思われるかもしれません。
が、そこまで難しいものではありません!
今回は、初心者にもお手軽にできるタチウオ釣りについて紹介していきます!
タチウオの生態
タチウオは、漢字で「太刀魚」と書きますが、太刀のように細く鋭い体をしているのが由来です。現物を見れば、すぐに納得しますw
また、頭を海面に向けて立って泳ぐことから、「立ち魚」とも呼ばれることがあります。
日中は深場におり、夕方以降の暗くなる時間に接岸することから、タチウオ釣りは夜がメインです。
釣れる時期は毎年若干のズレはあるものの8月頃から12月頃で、フィッシュイーターであるタチウオは、エサとなる小魚を追いかけて回遊しているため、たとえプロでも回遊がなければ残念ながら釣れません。
フィッシュイーター:小魚を食べる中型・大型魚のこと。
群れで行動しているため、1匹釣れれば連続して釣れる時合になることが多く、釣りを続けながら回遊を待つ釣りに近いです。
また、タチウオは「幽霊魚(ゆうれいうお)」と言われることがあり、昨日までは大漁だった場所が今日は全く釣れなくなることがよく発生します。
時合:入れ食いになる時間のこと。
- 神出鬼没な魚なので、群れの回遊に当たるかどうか。
- タナがころころ変化するので、探し出せるかどうか。
タナ:魚が泳いでる場所のこと。主に表層、中層、底に分けられる。
運の要素が強めですが、ハマれば一投一匹で釣れ続けて、群れが去るまでフィーバーすることがあります。
そして、大事な注意事項が1つ。
太刀魚の歯は鋭く、太いラインでもスパッと切れますので、人の皮膚なんて一発です。絶対に素手で触らないでください!
触るときは最低でもグローブをする、もしくはフィッシュグリップを使用してください。
タチウオの釣り方のご紹介
タチウオ釣りに関しての情報をお伝えし終わったところで、釣り方の解説に移っていきます。
3種類紹介していきますが、どの釣り方でも問題なく釣れるので、興味のある釣り方を試して頂ければと思います!
ウキ釣り
釣りを全くしなくてもウキ釣りは、知っているかもしれません。
丸っこくて、ぷかぷか浮いてるあれです。沈んだらHIT!と分かりやすいあれです。
タチウオの場合夜にするので、見やすいように光るウキとエサを使用します↓
シーズンになると5m程の間隔で緑、赤、白の電気ウキが至る所で浮いてることがあります。
光るウキを眺めながら、スマホを触ったり、お酒を飲んだり、夜空を見上げたり、のんびりできる「待ちの釣り」と言えるでしょう。
詳しいウキ釣り仕掛けとポイントについては、コチラ
ワインド釣法
釣りをあまりしない人には、聞き慣れない釣り方ですが、ここ最近ブームになっている釣り方です。
このような矢じり型の錘(おもり)が先端についており、その後ろにはエサに似せたワームがあります。
これを海中で左右に跳ねさせ、反射的に、強制的に食わせる釣り方です。カエルやバッタなどが、ぴょんぴょん左右に飛び跳ねるような動きを海中でする。とイメージしてください。
竿とリールを使って、自分でワームを動かしていく必要があるので、慣れるまでは苦戦するかもしれません。その代わり、エサを使わないので手は汚れず、自分で動かして釣るのでちょっとした達成感を得られます。
自分で積極的にワームを動かし釣果に繋げていくため、「攻めの釣り」と呼べるでしょう。
初めてワインドで釣れた時は、嬉しくてはしゃいでしまいました!
初めてワインドに挑戦する方、興味のある方はコチラ!
釣ってもらえるように解説しています。
引き釣り
僕の一番好きな釣り方で、ルアーとエサが合体した釣り方です。
ルアーにエサを取り付けて、投げる。巻く。それだけ。
巻くだけでルアーのように動いてくれ、エサの臭いでアピールもしてくれます。
初めてタチウオ釣りをやってみます!という方は、ぜひ引き釣りからスタートしてください。
まずは、タチウオの引きと味を楽しんでもらってから、ウキ釣りやワインドに挑戦してもらうのがいいかと!
何も考えずに簡単に釣ることができるので「脳死の釣り」になります。
まとめ
タチウオ釣りに必要な生態情報と釣り方を3種類紹介させてもらいましたが、好みの釣り方ありましたか?
回遊魚のため、その日その日で釣果は全然違いますが、どの釣り方でも楽しむことができます。
近所にあるすぐ近くの海でも泳いでるかも?!
釣って楽しい・食べて美味しいタチウオをぜひ自分の手で釣り上げちゃってください!