少し前まで暑いと思っていたら急に冷え込んできました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、気を付けてお過ごしください。
肌寒い時期がやってきたということは、ハイシーズンの始まりということです!
釣果情報サイト、釣具店、知人と色んなところから色んな釣果が入ってきて何を狙うのか迷ってしまう時期でもあります。
さて、そんな時期ですが今回のお話は、まさかの船タコです。
8月末で明石の船タコシーズンは終わりを迎えましたが、終わる前にもう少し楽しんでおきたい!ということで何度か行っています。
行ってはいるものの情報をお伝えできていなかったので、先にしておこうと思いまして。
あとは来年に向けた備忘録の意味もありますw
- 釣果を伸ばすために意識するべきこと
- 損をしないために注意するべきこと
- タコの当たりの取り方
今年から明石の船タコに何度か行って新しく学んだこともあったので、そのあたりについても触れていきます。
明石の船タコを楽しむために仕掛けや釣り方など詳しくまとめたものはこちらから。
絶対釣れるオススメのカラーの紹介はこちらから。締め方やオススメのアイテムも紹介しています。
明石船タコの終盤戦へ
今年から明石船タコに通い始めて楽しんでいたものの始めるのが遅くてシーズン終了も目の前なので、どうにか良型を仕留めていきたいところです。
知人と船タコについて話していると、
絶望するような情報が入ってきました。
どこから情報を仕入れてきたのか、本当かどうかは分かりませんが仮にそうだとしても漁師さんは仕事でやっているわけなので、そちらのほうが優先ということだけは間違いないと思います。
とりあえず、いつも通り目標はボウズを避けることとして楽しんでいきましょう!
蛸墨族オンブのアカエビとイエロータイガーに、それぞれパープルサンマとタコラードを付けて開始です。
これが合っていたのかスタートからそんなに時間もかからず、
無事にボウズを回避しましたが、見事なまでの新子サイズです。
8月に入るぐらいから新子の数釣りがメインになってきて、サイズに関してはイマイチになるとスタッフから教えてもらいました。
このタコエギの組み合わせで釣れたので同じものでやってみると小突くときに少し重みがあったので一呼吸おいてからフッキング!
2杯目をゲットするも、やはり新子サイズです。
ここでオンブでは当たりがなくなったのでカラーローテーションしていきます。
ぷりぷりタコエビ 青影(ケイムラ)とタコマスターフラッシュブースト シロエビ(グロー)をセット。
5秒ほど小突いてから抱かせの間であるステイを入れると穂先が入っていく当たりっぽいものがあったので、錘を数cmだけ上げて聞いてみると、
やっぱり抱いていました!
新子サイズが抱いてきても穂先にしっかり当たりを出してくれるほどの高感度、大物でも余裕をもって上げてこれるパワー、何より黒と金がベースのめちゃくちゃカッコいいデザインの愛用タコエギXR S175。
その後もカラーローテーションを繰り返して、当たりを探っていきます。
今日一のサイズをゲットw
これぐらい小さくても穂先に重みを感じることができたので釣れた1杯。
ちょっと日が出てきたタイミングでハイアピールに誘えるフラッシュブーストを2つセットでいってみます。
潮もそんなに流れてなさそうな感じだったので6秒小突いて10秒ステイで、抱かせの間を長めにとって誘っていくと重みが!
重みを感じた瞬間に合わせるとタコがエギを抱き込んでいない可能性があるので、早合わせはせずにワンテンポ遅らせてフッキングするのがバラシを少なくするポイントです。
今回もしっかり待ってからフッキングすると明らかに先ほどよりも重いので、これはサイズアップ間違いなしのやつ!
ようやく600gほどの良型をゲットすることができました!
数は少ないですが船中でキロアップが数杯、これぐらいのサイズが数杯、残りはほとんど新子サイズで良型を釣れればラッキーといった感じです。
納竿まであと少しということで、最後は一番お気に入りの組み合わせでやってみましょう。
タコマスター フラッシュブーストで唯一のケイムラであるマイワシカラー。
あとは蛸墨族オンブのイエロータイガーにタコラードを付けて完成です。
底から離さず小突いてステイ、違和感があれば穂先をあげて重みに変化があるか聞いてみたところ錘以上の重さがあったので一呼吸おいてからフッキング!
それなりの400gぐらいのタコさんをゲット!
タコマスターのマイワシ、オンブのイエロータイガーを使うだけで+1杯は確実なので、絶対使った方がいいです。
これがラストとなり納竿、そして今年の船タコも終了となりました。
船タコの釣り方と当たりの取り方
初めての船タコ釣りのシーズンを終えましたが、それなりの数とサイズを釣ることができました。
その中で感じたことは当たりの出方は2種類あり、その感覚さえ掴めば釣果をよくすることができます。
穂先が入り込む当たり
まず1つ目の当たり方が穂先が入っていく当たり方で、目感度でとっていく当たりになります。
イメージとしては海底で棒オモリを立てた状態、穂先は錘の重さにより少し曲がっている状態をキープします。
小突いて誘いをかけたあとに必ずこの姿勢で当たりを待つことを意識してください。
タコがエギに乗ってくると高い位置にあるエギがより海底へ抑え込まれる分、穂先も海に入り込んでいきます。
入り込んだからといってすぐに合わすのではなく小さく追い誘いをして、捕まえた餌が逃げようとするのを演出し、タコに深く抱き込ませてからフッキングしましょう。
早合わせしてしまうとバラシの原因になります。
仕掛けを沈めると『トン』と海底につき、更に穂先を下げてラインを送るようにすれば2回目に軽い『トン』となります。
2回目の『トン』が、棒オモリが倒れた合図になるので、そこから少し上げたところが立てた状態です。
抑え込まれる重い当たり
2つ目がタコが乗っていることを感じとって掛けていく当たり方で、僕はこの当たりを取れるかどうかで釣果が変わると思います。
風や波によって、どうしても穂先は揺れてしまうので穂先が入り込んだかどうかが分からないことが多くあります。
そういう場面で使うのが重みを感じとって掛ける方法で、超シンプルなやり方です。
- 底を取り、錘を底から浮かせたときに乗ってくる錘の感覚を覚える。
- 違和感があり、錘を浮かせようとしたときに錘が浮かないような重い感覚があれば当たり。
これだけですw
一緒にタコ釣りを楽しんできた友人にも同じことを伝えたものの錘の感覚が分かりづらく苦戦していましたが、一度釣ってみると理解してくれました。
感覚の釣り方になるので人によって得意不得意は出てくるかもしれませんが、とにかく錘を浮かせて沈めてを何度も繰り返して、その感覚を掴んでしまえばタコとの当たりの違いははっきり分かります。
この当たりを取った時でも追い誘いをして深く抱かせてからフッキングするようにしてください。
エリアによっては海藻が多く、乗ったぜぇ!!!と思っても海藻だった。ということもしょっちゅうあるので注意が必要ですw
船タコで注意するべきポイント3選
船タコを楽しむために注意するべきこともあったので僕が重要だと感じたことを3つお伝えしていきます。
ツインスイベルは交換するべき
ルアー釣りをしている中で、カラーローテーションで必須になるスナップですが、船タコでも今まで通り同じスナップをずっと使い続けていました。
するとタコエギを回収してきたときに2つあるはずのエギが1つになっていることが何度もあり、知らない間にスナップが開いてしまっているようです。
海藻やキロアップなどの大型で負荷がかかる、タコエギをローテーションするために開閉を何度も繰り返すことによりスナップのフックの部分が弱ってしまうのが原因と考えられます。
タコエギをロストすれば物によっては1000円以上しますし、漁師さんの怪我に繋がる可能性もあり、せっかくかけたタコを逃がしてしまう可能性もあるかもしれません。
船タコツインスイベルは2つで500円ほどなので、ある程度使ったなら交換してしまった方が安心して楽しめますし絶対お得です。
タモは積極的に使うべき
海面から抜き上げようとしたときに予想外にタコが重くバラしてしまうことが何度もありました。
また、万が一、ラインがガイドにひっかかってしまうとロッドが折れてしまう恐れもあるので、油断せずにタモを使って確実に1杯をあげていくことも釣果に繋がります。
オマツリは絶対に避けるべき
船釣りでは見知らぬ人たちと一緒に釣りをすることが多く、トラブルもなく安心安全に楽しんで帰りたいものです。
そんな船釣りで多いのがラインが絡まってしまうオマツリですが、ほどくにも時間がかかるし、ほどけなければラインをカットして結束しなおしになるのでさらに時間がかかります。
しかも、揺れる船の上でラインを組んでいくのは船酔いになってしまうかもしれません。
堤防などよりもお金もかかる船釣りなのに船酔いでダウンしてしまうのは避けたいですよね?
そのためにもオマツリは絶対にさけるべきで、もしオマツリしてしまった場合はお互い様の精神で一声かけることも心がけましょう。
では、どうすればオマツリを避けれるのか?ということですが、まず理想的なタコ釣りはみんなが真下を探れればオマツリはしません。
無風で潮が動いてなければこのような状態になると思いますが、自然相手ということもあり基本的には動いている状態で釣りをしなければなりません。
その日の状況により流れる方向は変わっていくので、仕掛けを投入して底を取ったとしても流されると写真のようにタコエギが浮いてしまって底から離れてしまうことがあります。
タコは底にいる生き物なので底を離れると釣れなくなってしまうので、ラインを再度出していくか仕掛けの再投入が必要です。
そして、底を取るためにラインを放出したいからといって出しっ放しは絶対にNGです。
もし、あなたが船の後方で釣りをしていてラインを出しっ放しにしていると、真ん中から先頭で釣りをしている方たちのライン全てとオマツリしてしまいます。
ラインをずっと出しながら探りたいということであれば船の後方の釣り座で、船が前進していく流れであればガンガン探っていきましょう!
ただし、海の状況は短時間で変わっていくこともあるので流れを把握していくことが重要になります。
自分のラインの出方だけでなく両隣の人のラインも確認し、オマツリしないように釣りを楽しむことが釣果を伸ばすために1番重要です。
初めての船タコ釣りに挑戦してみよう!
魚のような明確な当たりが出にくく難しそうと思っていた船タコ釣りに今年から挑戦してみました。
ガツンとした当たり方はしないもののお伝えした当たりの取り方で、しっかり当たりを取ってフッキングして重みが乗ったとき、本当にタコなのか上がってくるまでのドキドキ感、持ち帰ってお酒と一緒に味わった美味しさ、これら全てを楽しむことができます。
ぜひ来年のシーズンでは楽しくて美味しい船タコ釣りに挑戦してください!