釣り物が少ない冬の時期に、旬を迎える釣って楽しい、食べて美味しいカットウ釣り。
ライトゲームが苦手な僕でも楽しめる釣りを見つけることができたので、時間と懐に余裕があればカットウ釣りを楽しんでいます。
お誘いしてもらったりもあったので数回行くことがありました。
何度かカットウ釣りを楽しむにあたって感じたこと、悩んだこと、勉強になったこと、色々と考えることがあり、僕なりに対策してみたことがあります。
釣果に影響する内容だったので『今度、初めてカットウ釣りに挑戦する!』『今より数を伸ばしたい!』という方に少しでも参考になれば嬉しいです!
釣りが上手い人は、何かしらの引き出しを多く持っているので、この記事でも『なるほど』と思う内容があるかもしれません・・・!
カットウ釣りの詳細はこちらから。
仕掛けから釣り方まで詳しく解説しており、初めてカットウ釣りをした僕でも釣れました!
カットウ釣り仕掛けでの困り事2選
何度か楽しんできたカットウ釣りの中で困ったことが2つあったので、それらの内容と僕の対策をお伝えしていきます。
錘の交換がスムーズにできない
始めのうちは気にならなかったのですが、潮の速さを見ながら錘を何度も交換しているとふと気付いたことがありました。
僕は、オーナーから出ているカットウチラシ仕掛けを使っており、いつからか錘の穴が小さくなってしまい仕掛けのループがスムーズに通らなくなっていました。
釣果を伸ばしたくて仕掛けを少しでも長く海の中に入れておきたいと僕は考えているのですが、『潮が緩いからこの号数に交換したい』『錘のカラーローテーションをしたい』から錘の交換をしようとしたらループがすんなり通ってくれない、だと!?
これが結構なストレスで、友人とその話をしていると、
こういう理由らしく、いつの間にかループが通らなくなる、わけですね。
勉強になり、理解もしましたが、だからと言って許容できるストレスじゃないw
今まで小さい穴の方からどうにか捻じ込んだり、小さくなったカラーの錘の使用をその釣行中は諦めたりしていましたが、そんな悩みから解放されるにはどうしたらいいのか?
考えた結果、アレが家に眠っていることを思いだしました。
電動ドリルの登場です。
本格的な職人さんも使っている安心と信頼のマキタ製・・・ではなくて、もっと安物の電動ドリルw
簡単な家具の組み立て用に買っていた電動ドリルがあり、ちょうどドリルも付属されているので、これで穴を開けます。
丸錘は、鉛で作られていて柔らかいので簡単に加工できるはず!
貫通させるとバリ(かえり、出っ張り)ができてしまい、このままではバリにラインが擦れて切れてしまう恐れがあります。
なので、これまた家に転がっていたヤスリでラインが擦り切れないようにバリ取りをしてみました。
安物の電動ドリルでの作業で苦労しましたが、無事に完成!
エギの改造にも使うことができ、エギングの釣果も良くなるかも!?
『このエギのシャロータイプがあれば良いのに』というお悩みを解決することができ、フォール時間が長くなれば、抱かせる間も長くとることができます。
僕のお気に入りのエギをシャローチューンしても問題なく釣れてるので、試してみる価値はあり!
欲しい仕掛けが売っていない
初めてのカットウ釣りでお世話になったのが、こちらのカットウふぐチラシ ダブルクローのLサイズ。
適合錘が30号までのLサイズだとループが短く、50号を使おうとしたらループが届かない可能性があったのでLLサイズが良かったのですが、今でこそLLサイズのダブルクローは店頭に在庫があるものの当時は売っていませんでした。
1つのカットウ鈎よりも2つある方が掛かりやすくバラシも少なそうなので、どうにかしてダブルクローを使いたい!
仕掛け同士が絡む可能性もありますが、それ以上に掛かりやすい方が絶対に良い!
売ってないなら仕方がないので、自作しましたw
ダブルクローの仕掛けを見ながら僕が用意したものはこちら。
- カットウチラシ13号
- スプリットリング#1
- 三つ又サルカン#6
- カットウ釣りコーナーに売っていたチューブ0.6か0.8mm
- カットウ鈎 Lサイズ
そして、完成したのがこんな感じです。
- カットウチラシと三つ又サルカンをスプリットリングで連結。
- 三つ又からカットウ鈎の先端までは、それぞれ8cmと13cm。
- チューブを三つ又サルカンの回転に不具合が出ないように先端部分に被せて接着剤で固定し、長めにチューブをカットする。
- カットウ鈎の下側は8の字結びで抜けないように固定し、カットウ鈎に付属されていたソフトビーズ、タコ釣り用に持っていたソフトケイムラ玉を取り付け、カットウ鈎の上下のラインに接着剤を付けて固定。
チューブを短めと長め両方で作ってみましたが、長めの方がそれぞれのカットウ鈎までのラインがチューブによって固定されるので、絡みにくく良い感じに仕上がりました。
せっかく作った仕掛けや予備の仕掛けが絡まないように収納したかったので、これに収納しています。
カットウ仕掛けにこれをプラスで釣果UP
錘の交換をスムーズにできるように穴のサイズを大きく加工し、カットウ鈎同士が絡みにくいように工夫したダブルクローも準備しました。
さらに、今回の釣行では試してみたかった仕掛けも持ってきています。
それがフグ喰わせ胴突2本です。
いつも使っているのは、PE・リーダー・カットウチラシの仕掛けを使っていました。
今日、使っていく仕掛けは、PE・フグ喰わせ胴突・カットウチラシで結束してみます。
YouTubeでカットウ釣りの勉強をしていたとき『活性が低いときに使うのもあり』という内容を観たことがありました。
僕のイメージでは、胴突仕掛けを使ってボトムから少し浮かせたところに餌を付けることで、より広範囲にアピールし、フグを寄せることができれば掛けやすくなるのかな?という感じです。
もちろん、チラシ鈎に喰って来ることもあるので、胴突仕掛けに掛かることもあると思います。
釣り船によっては胴突仕掛けNGということもあるので、事前に確認が必要です。
いつも通りの釣り方でOK
すっかりお気に入りになった感度がヤバ過ぎるロッドを使って、いつも通りの釣り方でやっていきます。
着底後に、一呼吸してから空合わせを入れますが、反応なし。
ということで、ゼロテンションをキープしつつ当たりを待ちます。
いつ当たって来るのか分からない緊張感がたまりません・・・!
・・・ゴゴンと当たって来たので即合わせ!
餌を食っていて、違和感があったのか反転したときに、掛かったような感じ?
何度も空合わせを入れ、定期的に餌が付いているか確認するために仕掛けを回収していますが、自作ダブルクローが絡まっていることもなく良さげな感じです!
胴突仕掛けに気付いて寄って来ているのかは分かりませんが、釣れているので良き良き。
当たりがなかなか出ない中、我慢の釣りをしていると、『ゴンゴン』というがっつりとした当たりが・・・!
上顎にがっつり掛かっていたので、合わせも完璧です。
が、鈎の返しまでしっかり掛かり過ぎており、なかなか抜けず、さすがフグと言うべきか鈎がへし折られましたw
身欠きにしてもらうときに手に刺さったら危険なので、船長さんにお伝えすると『全然問題ない!』と安心できるお言葉が。
胴突仕掛け+カットウ仕掛けを使っていても両方で釣れることが確認できたので、単純に鈎が多い分、釣果も良くなりそうな感じがしました。
その後も、ロッドの感度や胴突&カットウの組み合わせで数を伸ばすことができ、しっかりお土産を確保して帰港。
これがカットウ釣りの釣果を伸ばす簡単な方法
最終的な釣果は13匹で、あまり釣れていなかった友人に渡しました。
この内、4匹は胴突仕掛けで釣ったので、シンプルですが鈎の数が多くなれば、その分釣れやすいと思います。
今回、胴突仕掛けを使ってみましたが、メリットとデメリットがありました。
メリット
1番のメリットは、というより1つしかありませんが、いつも通りの釣り方で数が釣れやすくなることです。
鈎(餌)が多くなる分、フグに気付いてもらいやすくなるので、当たりの数も多くなる感じがしました。
カットウ鈎と胴突仕掛けのダブルヒットや胴突仕掛けによるスレ掛かりもあり、とにかくよく掛かる印象です。
デメリット
何点かあったので気になったことを列挙します。
- 鈎が多くなる分、餌の消費量が多くなる。
また、餌の付け替えが多く手返しが悪くなる。 - PEと胴突仕掛けのスナップを結束するので、リールを巻き過ぎるとスナップがガイドに引っ掛かってロッドを折ってしまう恐れがある。
- 胴突仕掛けが長いので、フグを抜き上げるのに苦労する。
(高さの出る船首が釣り座になったときは特に。)
胴突仕掛けを使ってみて、ちょっとしんどいなーと思ったのは上記3点です。
意識しながら釣りをすれば問題はないのですが、油断してるとやらかすことがあるかもしれません。
少し気を使いながら釣りを楽しむ必要がありますが、より良い釣果を目指して、胴突仕掛けを使うのか?
気楽に手返し良くカットウ釣り1本で勝負していくのか?
好みの問題になってきますが、いつも通りの釣り方をしつつ釣果をよくしたい方は試してみてはどうでしょうか。