こんにちは、ナギです。
前回の記事では、ふかせ釣りの仕掛け一式を解説しました。
今回は、その仕掛けを使って垂水一文字での実釣編になります!
仕掛け解説は、こちら。
- ふかせ釣りの流れ
- あれば便利なアイテム
- 垂水一文字の釣果報告
僕はグレの味は大好きなものの、ふかせ釣りは釣りを始めたばっかの頃に1度やっただけです。
もちろん、本命は釣れずコッパグレ(小型のグレ、本命っちゃ本命ですがw)やエサ取りしか釣ってません。
そんな初心者の僕が、釣れたのかどうかを見て頂ければと思います。
それでは、いってみよう!
垂水一文字でふかせ釣りの準備
行きたいなー、グレを釣りたいなーと思っても、手を出さなかったふかせ釣りに挑戦する日がやってきました。
やる気だけは十分です。
前回の記事で紹介したものを購入し、あとは釣るだけ。
が、やはり難しい釣りなので、初心者である僕一人で行ったとしてもボウズで終わることは分かりきっています。
なので・・・
はい、ふかせ釣りをよくしている人に応援をお願いしました。
大体のやり方を教えてもらいながら、自分で釣ってやります。
釣れなくても、何匹かは貰えるはずなので勝ち確ですね!
では、早速向かいます。
6時前頃に垂水駅に到着し受付に行ったところ、ついさっき1便が出たようです。
2便目で渡してもらうこととなりましたが、寒い時期のせいか狙いの場所は空いてるだろうとのこと。
ほんとに空いてました。
釣りがしやすいためか、内向きの水道は結構いてます。
ふかせ釣りは、『撒き餌を行い、そこにエサを付けた鈎を同調させ食わせる』釣り方です。
そのため、撒き餌は必須なので、早速作っていきます。
撒き餌を混ぜ込むのに、バッカンと呼ばれるものが必要です。
ふかせ釣りの他にも、ランガン用、タックルケース、活かしバケツにも使うことができます。
水を入れた場合の水漏れや重量物を入れて破損などもなく頑丈に作られているので、様々な使い方が可能です。
今回の撒き餌は
- グレパワーV9 1袋
- 米ぬか 1kg
- パン粉 1kg
- オキアミ 1kg
- 海水
これらを混ぜており2回作れるように、もう1セット持ってきています。(計8kg分)
海水を入れるときは少しずつ入れていき、柄杓で投げてみて撒き餌がばらけずに団子のまま投げれる柔らかさを目安にしてください。
僕は、1000円ちょいの安物の柄杓を使っていましたが、撒き餌の離れが悪かったり遠投しにくかったりで、操作性がイマイチでした。
一緒に行っているふかせ釣りがお上手な人に聞いてみたところ、それなりの価格で十分な性能を持っているとのことで、こちらの柄杓を教えてもらいました。そして、購入済みですw
ふかせ釣り実釣開始
撒き餌と仕掛けの準備が終わったので、始めて行きます!
釣りを始めた頃と違うところを見せてやるぜぇ!
台形:テトラ帯
釣り方を簡単に説明すると、まずは①の場所に撒き餌を打ちます。
これはエサ取りや小型を手前に寄せることで、本命を釣りやすくするためです。
その後、潮の上流側、①より遠くへキャストし、着水したらウキが絡まないように少しラインを巻き取ってから、ウキ周辺に撒き餌を打ちこみます。
仕掛けと撒き餌がゆっくり沈みながら同調しつつ②へ流れていくので、ウキを見失わないようにしてください。
垂水一文字では、水面からの反射が強いため、反射を防ぐことができ、海中の様子も見やすくなる偏光グラスは絶対にあった方が良いです!
また、偏光グラスだけだと横の隙間から日光が入ってきて見にくくなることもあるので、つば付きの帽子もあればより快適になります。
スタートは、ウキ下 2ヒロ弱で、3mぐらいで設定してみました。
そして、数回キャストしていると、ウキが沈んで・・・!?
エサ取りの代表格であるスズメダイかな?
こいつは海にお帰り願いますが、福岡では『あぶってかも』と呼ばれる郷土料理として食べられています。
塩を付けて焼いたもので、機会があればぜひ食べてみてください。
とりあえず、これで坊主は回避w
しばらく続けていると、ウキが鋭く沈んでいきます!
合わせを入れてみると、5.3mの磯竿大きくしなるぅ!!
というか、柔らかい竿ってこともあるけど、強烈な引きなんですが。
足元のテトラに気を付けながら、寄せて、一気に抜き上げます。
初めて本命であるグレを釣りました!
サイズは23cm!
が、僕の知っているグレは綺麗な青色をしているはずなのに、これは茶色です。
調べてみたところ、居着きは茶色になり、渡り(回遊性)は青色になるとのこと。
つまり、個体によって色が違ってくるってことになるみたいですね。これは初耳。
それにしても、そこまで大きいわけでもないのに強烈な引きにビビりました。
青物のようなパワフルな引きではないですが、鋭いスピード感のある引きです。
撒き餌ワークによる攻略、根に潜ろうとするところをいなしつつ・・・という魚とのやりとり、そして帰ってからの美味しい晩酌。
このサイズでもこれだけ楽しめるなら、ふかせ釣り、磯釣りにハマるのはしょうがないことです!
こんなに引くとは思わなかった。もうほんと、たまらん。次を狙おう!
と、グレを釣った場合ですが、ほとんどの人はスカリを使用します。
僕が使っているのが、こちら。
スカリとは釣った魚を網に入れて活かしておくもので、釣れたらどんどん放り込んでいけばいいため手返しがかなり良くなります。
このスカリは、もともと8mのロープが付属されているので、買ったらすぐに使用OK!
ロープが付属されておらず、別途買う必要があるスカリも多い中、低価格でこれは嬉しい。
使い方は、落ちないようにロープをテトラに軽く巻きつけて海に浮かせておくだけです。
注意点としては、爆釣したときに重量物になって腰をいわしてしまう恐れがあることかなw
その時は、一度魚をクーラーボックスへ移してから使ってください。
が、最近はこのタイプが主流のようです。
キーパーバッカンと呼ばれるもので、エアーポンプを使って魚を活かしておくタイプです。
干潮近くの時間帯だとスカリを海に入れること自体ができなくなる場合があり、釣れたら毎回スカリを手元まで上げてこないといけません。
これがなかなか時間のかかる作業で、せっかくの時合を逃すことにも繋がる恐れがあります。
もともとロッドスタンドも付いているので、魚から鈎を外す、ご飯、休憩など竿を置くことができるのも便利です。
このキーパーバッカンだと海水とエアーポンプを入れておけば、どこでも使うことができ、魚が釣れたら鈎を外して入れるだけで、次のキャストを素早く行うことができます。
納竿後に、サイズの選別、魚の処理、そのままお持ち帰りなども可能です。
今回は、友人がキーパーバッカンを使っていたので、そちらに放り込み次を狙っていきます。
すると、またまたウキが沈んでいくではありませんか!
シャープな引きを堪能しつつ抜き上げたのは、綺麗な青色をしたグレです。
グレといえば、やっぱこの色じゃないと!何度見ても惚れてしまう姿ですなぁ・・・。
その後は、少し当たりもなく苦しい時間がやってきます。
撒き餌をすると姿は見えるものの当たりはなし。
しばらく何事もない時間を過ごし、潮が動き始めるとまた当たりが!
綺麗な24cmのグレをゲット。
うーん、楽しい。気持ちいい。
と、ここで帰る時間である15時近くになってきて、片付けもしないといけないので納竿。
垂水一文字でふかせ釣りを楽しもう!
無事に自分で、本命のグレを釣ることができました。
サイズはまずまずといったところでしたが、引きが強烈で、これはハマってしまいそうです!
そして、本日の釣果がコチラ。
サイズの選別の最中ですが、リリース含め20匹以上釣れました。
結局、23cm以上を8匹お持ち帰りすることに。
予想通りの結果となりましたが、本命も釣れたので、まぁ良しとしましょう!
この日は、強風で釣りのしにくい状況にも関わらず友人は数釣っていたので、技術の差が出る難しい釣りです。
ですが、難しい釣りだからこそ1匹の重さが違いますし、釣りあげたときの満足感は十分なものでした!
ぜひ、垂水一文字でのふかせ釣りに挑戦、楽しんでみてください。