タチウオは、ルアー、ウキ釣り、ワインドでよく釣られていますが、圧倒的に簡単に釣れるのが今回解説していく釣り方です。
テンヤ釣りや引き釣りと言われるもので初めてのタチウオは、ぜひこの釣り方でゲットしてください!
テンヤ釣りとは、オモリとフックが一つになったもので投げて巻くだけの簡単なものです。
釣りにありがちな新しいテクニックやアクションを覚える必要がなく、誰でもすんなり始めれます。
初めて引き釣りをする人、とにかくタチウオを釣ってみたい人に向けて、詳しく説明していくので一緒に楽しみましょう!
太刀魚ゲッターによる実釣はコチラから!
引き釣りタックル紹介
引き釣りは、ジギングやワインドと同じような仕掛けになっています。
しゃくる必要もなく、それなりに遠投できるルアーロッドがあれば十分です。
ロッド
より遠く飛ばしたい、潮の流れが速い、水深があるなどの理由で重い号数を使う場合があることを考えておくと、30g前後を扱えるルアーロッドであれば何でもかまいません。
(ライト)ショアジギングロッド、シーバスロッド、ワインドロッドのいずれかがベスト。
エギングロッドでも、できないことはないですが20g前後が限度のものが多く、タチウオを抜き上げるのも他のロッドより苦労するかもしれません。
無理をしてロッドの破損に繋がる可能性を避けるため、タモを使う、ラインを掴んであげるなど確実な方法を選択しましょう。
僕が使っているロッドは、SPX-1002LSJです。
それなりの飛距離を出せる、よく使うg数をカバー、しっかり曲がってくれて引きを吸収してくれるので初心者にも使いやすいロッドです。
それがお手頃価格になっているので、とりあえず1本で色んな釣りに挑戦したい。という人にオススメです!
もう1本使っているのが、こちらのシーバスロッド。
先ほど紹介したライトショアジギングロッドよりも軽量なので、負担が軽減されるため長時間の釣りでも楽しめます。
リール
PE1号を150mほど巻けるリールであれば問題なく、釣りあげることができます。
ただ、ラインとリールがセット販売されている3000円ほどのもの、カゴに山積みにされてるものは、耐久性や作りがよくないのでオススメしません。
以前、友人が格安のものを買っていたのですが、あるタイミングでベールを起こそうとするとスプールに接触し、起こすことができなかったリールもあります・・・。
そのため、できれば1万円以上、最低限8000円程度のエントリーモデルのリールを選択してください。
最近のリールは低価格帯でも、しっかりしたものが多いです。
エントリーモデルとして人気のリールです。
極端に性能の差は出ないので、デザインで選ぶのも◎。
ライン
僕はPE1号を巻いて、タチウオと青物を狙っています。
0.8号にすれば、ルアーの飛距離をより出すことができ広範囲を探れますが、予想外に大物がかかったときに時間がかかったりラインブレイクに繋がる恐れがあるので1号を愛用。
PEは伸びないため、ショックリーダーを使う必要があり、基本的には巻いているPEと同程度か少し弱いぐらいをFGノットで1mほど結束します。
ショックリーダーの先には、ルアー交換を高速で行えるようにスナップを結びます。
夜中はタチウオ用、朝はメタルジグを使いたいのでシンプルなものを愛用中で、しゃくっているときに外れたり、魚にのばされたことはありません。
太刀魚ゲッター(アレンジ方法も)
いよいよ引き釣りのメインとなるタチウオ用の仕掛けです。
この他にも、プレートの付いていないノーマルゲッター、フロントにツインフックの付いたツイン噛むもあります。
一通り使ってみたところ、ノーマルは振動しないのでアピール不足の印象、ツイン噛むはリアフックにしかかからずでした。
どのタイプでも釣れましたが、びりびりの振動によるアピールとルアーが近くに寄ってくると振動が強くなり回収のタイミングが感覚的に分かるので、びりびりタイプを愛用しています。
太刀魚ゲッターは3~5号で展開されており、それぞれ11g・15g・19gです。
浅い場所やじっくり探りたいというときは3号、初めて訪れた場所は4号、風が強い、深い、より飛ばしたいというときは5号といった使い分けがオススメです。
太刀魚ゲッターは、ルアーとエサ釣りのハイブリッドとなっておりエサにはキビナゴを使用します。
使い方はとっても簡単!
キビナゴを止めるために、まずはゲッターを開きます。
上側の針にキビナゴの背を刺し込んで、お腹側に刺さる針の位置に気を付けながらフックを閉じるだけです。
背と腹ともに真ん中でとめてください。
キビナゴが手元になかったので、イメージ図ですいません!
引き釣りの仕掛けは他にもあり、エサ持ちがいいかなーと思ってハリガネでぐるぐる巻きにするタイプのものも使ってみましたがエサの取り付けに時間がかかってしまい、手返しが悪かったです・・・。
それに比べて太刀魚ゲッターは、慣れれば5秒もあればエサをセットすることができ、あとは投げて巻くだけ!
そして、性能を強化するため2点アレンジを加えたものがこちらです。
ケミホタル25とアシストフックを取り付けます。
こちらのケミホタル25に取り付け用チューブが付属されているので、半分にカットします。
そのうちの1つを上側フックから挿入し、針のところまでもっていってください。
あとはケミホタルを発光させ、水につけるか口に含んで湿らせてからチューブの半分ぐらいまで押し込めばOK。
フッキング率を高めるためにアシストフックを装着すれば太刀魚ゲッターチートVer.が完成です!
キビナゴをエサとして使うときは、一工夫するとより快適に釣りを楽しむことができるので、こちらの塩締めをぜひ試してみてください。
釣果を上げるためのポイント3つ
最初に説明した通り、新しく何かを覚えるといったことは全く必要ありませんが、3つだけ意識してほしいことがあります。
そこまで難しい内容ではないので、安心してください!
まずは水深を測る
ワインドと同じで、今来ている釣り場の水深がどれぐらいかを確認してください。
それを知ることで根掛かりの回避、どこにタチウオがいるのか察知しやすくなります。
確認方法は簡単で、投げた太刀魚ゲッターが着水してから何秒後に着底したのか数えるだけです。
着水後、フリーフォールで太刀魚ゲッターを沈めて20秒でラインが止まれば、中層は10秒間落としたところです。
よほど活性が高くなければ中層~海底付近にいることが多いので、この場合だと12~14秒ほど沈めたところから巻き始めてください。
当たりがなければ少しずつ沈めていきますが、20秒きっちり沈めてしまうと根掛かりしてしまう恐れがあります。
また、タチウオは立ち泳ぎしており全長70cm~ほどあることを考えると、沈める最大秒数は18秒程度にすればいいかと。
当たりがあれば次のキャストも同じ秒数からスタートしていき、当たりがなくなったら秒数を変えてみてください。
タチウオは頻繁に泳ぐ層が変わるので、何度もキャストを繰り返し素早くタナを見つけれるかどうかが釣果に直結します。
巻きの速度
タチウオは捕食が下手なので、じっくり見せれるスローの巻きでかかることが多いです。
1秒ちょいでリールのハンドルを1回転させるぐらいのペース。
もしくは、太刀魚ゲッターが振動するかどうかギリギリのラインで巻くのが分かりやすいかもしれません。
活性が高いときは早巻きでも食ってくることがありますが、まずはスローで探ってみて反応がなければ更に遅めてみる早めてみるなど試してみてください。
竿先の位置
できるだけ緩やかな角度で太刀魚ゲッターを引いてくる方が、海中を長く探ることができるのでヒット率が上がります。
そのために、意識してほしいのが竿先の位置です。
簡単なイメージ図を作成してみました。この場合では、竿先が高い位置にあるので太刀魚ゲッターを巻いてくると急な角度で浮き上がることになってしまい、タチウオが泳いでいる層と離れたところを通してしまうことになります。
効率よく探っていくために、竿先をできるだけ海面の近くに下げて巻いてくるようにしてください!
こうすることで緩やかな角度で太刀魚ゲッターを引いてくることができ、広範囲を探ることができます。
さらに、竿先が下にあることで食ったときに合わせるのもやりやすいです!
テトラ帯での釣行時には、無理に海面近くまで降りすぎないようにしてください。
濡れてたり、苔が生えてたりで滑りやすくなってる場合があり、大怪我に繋がる恐れがあります。
はじめてのタチウオを釣りあげよう!
タックルから釣り方まで解説をしてきました。
兄に連れられて、初めての釣りがタチウオの引き釣りで、初めて釣った魚もタチウオです。
そんな思い出深い引き釣りですが、初心者でも簡単にできる釣りの1つだと思います。
ゆっくりハンドルを回して引いてくると、ガツン!といきなりやってくる強烈な当たりはたまりません!
釣って楽しい食べて美味しい、太刀魚ゲッターの引き釣りをぜひやってみてください。
病み付きになること間違いなしです!
太刀魚ゲッターからすぐに切り替えれる楽しい釣り方はこちらから。