釣行

筏釣りのエギングで釣れるのか!?あみや渡船へ遠征!

こんにちは、ナギです!

去年釣り仲間とエギングの話をしていて日本海側でアオリイカがめちゃくちゃ釣れるという情報を知りました。
そして、知った情報を使うこ-ともなく時は流れに流れて8月末のとある日。

ナギ
ナギ
時は来た!

ということで、去年からずっと暖めていた遠征をついに実行するときがやってきました。
遠征の内容は『筏釣り』で名前はよく聞きますが、明石周辺では見たことありません。
見たこともないので、もちろん、やったこともありません。
どんなものなのかも分かりません。

でも、行ってきます。
だって、そこにイカしたイカ達がいるんだもん。

  • 筏釣りとは?
  • 釣れるのか?
  • 注意すべきポイント

筏釣りがどんなものなのかお伝えするとともに、また行くことがあるかもしれないので備忘録として残していこうかと!

ナギ
ナギ
準備して行くまでが一番盛り上がったこと、にならないようにしたい。

あみや渡船で初の筏釣り


今回行ってきたのが福井県にある『あみや渡船』です。
こちらでは筏釣りの他に、磯釣りやジギング船もしています。

筏釣りへ行くときの流れとしては

  1. 行きたい日程を決め、予約の電話をする。
    予約・お問い合わせは19時~21時。
  2. 天候によって出船するかどうか決めるので、釣行の前日19時~21時に問い合わせる。
  3. 遅刻せず現地に移動。
    しっかり睡眠をとってから釣りを楽しみましょう!

となります。

前日に出船確認をしたところ、僕の日頃の行いが良かったので無事出船することに!

早朝便 5時出船~14時半
夕方便 14時半出船~翌5時
料金 早朝便:5000円
夕方便:6000円
090-1310-7777(船長)
予約状況 http://www.jigboy.com/index.html (あみや渡船HP)
HP内にブログのリンクがあるので、そちらから確認します。
ナギ
ナギ
内容はこんな感じかな?時間など気になることは船長に聞いてみよう!

当日の流れ


ついに待ちに待った遠征当日。

忘れ物がないか確認しながら、早め早めの行動で家を出発します。
グーグル先生によると明石からあみや渡船まで約3時間半かかるとのこと。
もちろん、交通費を抑えるために下道です!

ナギ
ナギ
14時までには集合なので、10時には家を出るぞ!

安全運転でドライブを楽しみながら、13時半に無事到着です。


車内で仕掛けの用意をしていると、スタッフの方から夕方便の人は別の場所に停めてほしいと連絡がありました。
さきほどのあみや渡船の小屋から海側に進むと↑の建物があるので、そこの前に停めて欲しいとのことです。

どうやら早朝組が受付小屋前に停めて、滞在時間の長い夕方組がちょっとだけ移動した場所に停めることになります。

駐車してから受付しに行き、受付が終わると船に荷物を載せて出船まで待機してほしいと言われました。

ナギ
ナギ
14時40分出船するみたい!


受付をした小屋から海の方に向かって歩くと乗船する船があるので、これに持って行く荷物を積み込んでから出船するまでは待機します。

と、ここでスマホが鳴りました。

友人
友人
やらかした。時間勘違いしてて間に合いません・・・。
ナギ
ナギ
えっ!?

こんな大事な日に、まさか遅刻するとは・・・。

常連の方から情報収集

受付と荷物の積み込みが終わり、ウキウキしながら出船を待っていると常連の方から話しかけられました。

どっから来たのか、何を狙うのかなど色々話をしたところ、常連の方はエサ釣りでチヌとグレを狙うようです。
その片手間でエギングをしても10杯以上は釣れるらしく、個体数が多いとのこと。

ナギ
ナギ
HPを見ても30杯や50杯の釣果情報があるので、明石周辺に比べると圧倒的に数が多いっぽいぞ!

また夜釣りの場合であれば、タチウオも釣ることができるようです。
ただ、フィッシュイーターであるタチウオからしたらイカはベイトになるので、そこがどうなのか。
イカが釣れなくなったらタチウオが釣れるのかも?

筏に関しては船で10分ほどの距離にあり、そこまで離れておらず岸寄りか沖かを選べるとのことでした。
ただし、一度渡してもらうと筏を変更することはできず、そこで粘って回遊待ちするしかありません。

初の筏釣りでエギングを楽しむためには


いよいよ時間になったので出船します。
筏に向かっている途中に、他の渡船屋の筏が至る所にありました。
初めての光景にキョロキョロしていると10分ほどで、ついに到着です。

筏の詳細


初めての筏釣りで、筏を見てめちゃくちゃビックリ。

ナギ
ナギ
墨跡多過ぎでワロタ

こんなに墨跡がついてるとは思いませんでしたw
まぁ、釣果情報で数十杯あがってるので、これぐらいは普通なのかな。

筏の大きさとしては、奥行が約5m、横幅が約2mと思った以上に小さいです。
キャストすることを考えたら2人がちょうどで、3、4人になると窮屈になると思います。


筏の真ん中には、囲いのある穴があり、これが簡易トイレになります。
1面の上部が外せるようになっていて、それを外して中に入ってゴソゴソするので、女性でも安心です。
・・・安心なのか?w

周囲を撮影したものがコチラ。

岸向き

沖向き

かなり潮通しの良い所に浮かんでいるので、いろんな魚が回遊してきそうな感じ。
メタルジグなど持ってくるのも面白そうです。

筏の注意点

ここから注意すべきポイントをお伝えしていきます。

ナギ
ナギ
いくつかあったので筏釣りのときは気を付けたほうがいいよ!

ずっと揺れている

筏釣りは、筏をフロートにくくりつけて浮かんでいます。
そのため釣りをしている間、延々と揺れ続けているので、乗り物酔いをする人は要注意です。
酔い止めを飲んでから釣行に行くようにしましょう。

アンカーにひっかかる

沖に浮いている筏ですが、流されないように固定する必要があります。
固定するために沈めているものがアンカー(錨:いかり)で、オモリとイメージしてもらえれば。

写真のように筏の真ん中から1本太いロープが繋がっており、これの先にアンカーがあります。
反対側にも同じロープがあり、そちらには別の筏が繋がっていました。
このロープが海底まで続いており、エギを沈めようとして流されたときにひっかかってしまう恐れがあります。

潮の流れを考えてキャストし、アンカーのロープにラインが接触しないようにして下さい。エギのロストに繋がります。
ちなみに、この日は潮の満ち引きが大きい大潮の日でしたが、筏から海面までの高さは大きく変化はしませんでした。

休憩、荷物用にシートなど忘れずに

早朝便も夕方便もさっきまで釣りをしていた人がいて、その筏を交代することになります。
交代する少し前にイカが釣れていると筏が濡れてる、吐きたての墨跡があるかもしれません。

吐かれた場所によっては荷物を邪魔になるような場所に置かないといけない、仮眠したくても寝ころべない可能性も出てきます。
100均のレジャーシートなどがあれば筏の汚れを気にすることなく、好きな場所を活用することができるので絶対持って行った方が賢いです。

熱中症対策は必ずすること

筏釣りでは日光を避けれる屋根や影は全くありません。
めちゃくちゃ快晴のなか、直射日光を浴びながら釣りを楽しむ必要があります。

そのために、飲料を多めに持って行く、テントを設置して日陰を作るなど熱中症対策は絶対です。
ただし、テントを持って行くときはこれでもか!というぐらいコンパクトなタイプにしておきましょう。

日陰を作りたかったので今回テントを持って行ってましたが、

  • イカ墨で筏が濡れまくりなのに、レジャーシートを持ってきていない。
  • 小さめで買ったつもりが筏に設置するには厳しいサイズだった。

といったアクシデントがあり、日陰なしで釣りを楽しんできました。

ナギ
ナギ
テントは無しでも楽しめたけど、水分だけは多めに持って行こう!

筏釣りエギングの実力を見よ!

友人
友人
待たせたな!
ナギ
ナギ
あみや渡船さん優しすぎぃぃぃ!

15時に到着するという大失態をかましてきた友人は、みんなを渡し終わってから1人のためだけに、また渡してくれました。
これは神対応。優しすぎます。

今回は渡してくれましたが、無駄に往復してもらうことになってしまうので、時間をしっかり確認して遅刻しないように行動しましょう!

さて、筏に荷物を運んで、筏がどんなものか見終わったので、いよいよ用意していきます。
今回持ってきている仕掛けは、

  1. 秋イカ用の柔らかめのエギングロッド
  2. 春イカ用の硬めのエギングロッド
  3. タチウオのウキ釣り
  4. ぶっこみ釣り

といった感じで、イカの当たりがなくなってきたら春イカ用のロッドで遠投し、遠い場所から寄せてきて、感度重視の秋イカ用でキャッチ。

気分転換に夜の海に光る電気ウキを見て、沈んでもらって、癒される。
ぶっこみ釣りで夜の海に鳴り響く鈴の音を聞いて癒される。
時間も長いため、やりたいこと全部やってガッツリ楽しんじゃう予定です。

エギングロッドを2つとも組み終わったので、いよいよ記念すべき1投目!

まずは近場から探るため軽く適当にキャストします。
もちろん、使うエギはコレ。

ダートマックス2.5号 ファイヤータイガークリスタルレッド (ケイムラ)
2.5号の中でもフォール速度が早めなので、すばやく広範囲を探ることができるため選択。
まずは30秒ほどフォールさせて、しゃくっていきます。

・・・全然潮が流れてない。
着水した場所から全く動かずに帰ってくる。大丈夫なのか!?

と心配してましたが、何の問題もなかったようです。
しゃくってるとエギを追っかけてくる黒っぽい奴らが数匹見えました。
すぐさま近くにキャストし、表層をダートさせていくと!


新子らしいアオリイカが釣れました。

ナギ
ナギ
サイトでキャッチ!

あんまりデイエギングをしないのでサイトで釣ったのは数えるほどしかありません。
他にも数匹姿を見ていたので、次を狙っていきます!

数杯釣れたところで釣ったことないカラーにチェンジし、釣れるかどうか試してみることに。
そこで次のエギがこちら。

エギで一番有名と思われるエギ王ライブのネオンブライト ラッシュピンキー2.5号。
朝夕マズメのローライトに強い赤色、濁り潮に強い緑色、澄み潮に強い青色の3色展開です。
まだまだ日が高く澄み潮なので、青色を使ってみます。

ダートマックスよりもフォール速度が遅いので長めにフォールさせ、ボトム付近からしゃくりあげてみて、エギを追っかけてくるのか見てみましょう。

ナギ
ナギ
まだまだおる!


見切られないようにエギをローテーションさせ、どんどん投げ込みます。
エギングの練習に来ていた友人に僕が意識しているポイントを伝えながらしていると無事釣りあげることができていました。
個体数が多いのでエギングが苦手であったり釣ってみたいという方には、最高の練習場所です。

エギをローテーションするも追尾してくるやる気のある見えイカがいなくなりました。
そういうときこそ筏釣りの強みを活かしましょう!

イカに墨が吐かれると周囲のイカが警戒して散ってしまいます。
筏釣りでは筏の周囲360°全てがポイントとなるので、別の場所へエギをキャストしてみてください。

墨が吐かれて散ったと考えられるので正反対の場所を探ってみると姿を見せてくれました!

筏釣りでエギング以外を試してみた

ぽつぽつイカを釣り上げていると当たりが遠のいた時間がやってきます。

ナギ
ナギ
どんな釣りでも当たり続けることはないので、この時間が来るとは思ってた!

ということで、持ってきていたウキ釣りを投げ込んでみます。

釣果情報の中にアコウも載っており、友人はぶっこみ釣りをするようなので、もし何か釣れるようなら僕もぶっこみ釣りを用意する作戦です。


夜の海に浮かぶ電気ウキは、なぜこんなにも癒されるのか!

が、全く潮が流れておらず、その場から動きません。
潮が全く動いていないときって、釣れる気がしないんですよね。

ウキ釣りをしながらエギングもしてみますが、こちらも無反応。
友人のぶっこみ釣りも無反応といった状態です。

当たりがなくなったときに試したいこと

しばらくウキ釣りとぶっこみ釣りをしてみたものの最後まで当たることはありませんでした。

ナギ
ナギ
イカ以外の魚種はいるのか・・・?

初めての筏釣りで全く当たりがないときは、どうしたらいいのか分かりません。
そんなときふと思い出したことが『ロープにも魚が寄ることがある』ということ。
ロープも障害物の一種で魚が寄ってくることがあるらしく、寄ってきた魚を狙ってアオリイカも寄ってくるかもしれません。

ということで、アンカーに繋がっているロープ、別の筏に繋がっているロープ周辺にエギをキャストして探ってみます。
ナイトエギングではアオリイカが表層付近まで浮いてきていることもあるので、しゃくりながら沈ませていくイメージで動かしてみると?


エギをヌーッと持って行く当たりがありました。
そこまで沈めなくても表層と中層の間ぐらいでHIT。

ロープ周辺を狙うときは、潮の流れを把握してからキャストするようにしてください。
流れている方向を間違えるとロープにエギが引っかかってしまい、ロストしてしまうかもしれません。

ロープは筏の前後に2本付いているので、当たるかどうかをみながら交互に投げ込んでいきます。


ロープという障害物についているのか、その周辺で連続HIT。

当たりがなくなったときは筏の周囲360°狙うもよし。
ロープ周辺を狙ってみるのもよし。

筏のエギングで朝マズメにて怒涛のラッシュ

ぶっこみとタチウオ釣りをしてみても当たりはなく、再度大人しくエギング1本で勝負してみます。
長いと思っていた筏のエギングも4時過ぎを迎え、残り1時間ほどに。

あんまり釣れてないなーと思いながらしゃくっていると今まで以上に潮が流れる状態になりました。
スムーズにボトムを取ってしゃくりあげるために仮面シンカーをつけてみます。

ダートマックス、エギ王に使えるのが、ダイワ 仮面シンカーです。
エギの頭に装着するだけで重くすることができ、潮が流れている状態でも素早くボトムを取ることができます。

ナギ
ナギ
明石周辺のような激流ポイント、水深があるような場所で使うのがおすすめ!

2gを装着させ、飛距離を稼ぎながら、素早く周辺を探っていきます。

ダートマックス2.5号に2gを装着し、長めに50秒ステイ、3回前後大きなしゃくりをフォール6秒入れながら2セット繰り返し、再度ボトムで15秒ステイ、4回ほどしゃくったら次はロッドをさびきながら水平方向へエギを動かします。

このときに当たりがあれば、さびいてるロッドがゴン!と止まるか、竿先がグイっと引き込まれるので、その瞬間に合わせを入れてください。

そして、今回はゴン!と止まりました。


残り1時間ほどですが、このパターンで毎投当たりがあり、数を延ばすことができました。
迎えの船が来る時間が近くなってきたので、後片付けをして初めての筏釣りのエギングが終了です。

筏釣りでエギングを楽しんでみよう!

筏でのエギングは、どんな感じなのか全く分からず10杯ぐらい釣れればいいかなと思っていましたが、最終的な釣果では20杯と結構満足しました!

全くエギングが分からなかった友人が教えたことをしっかり守って10杯以上釣りあげていてくれたのが何より嬉しかったです。


んで、今回、初めてやってみたのがこちら!
アオリイカの沖漬けです。

何杯釣れるのか分からなかったので、ある程度釣れてから5杯沖漬けに挑戦してみました。
聞いたところによると好き嫌いが分かれる味とのこと。

とりあえず、何も考えずに釣りあげたら〆ずにジップロックに放り込んで、浸るぐらいに醤油を入れてみました。

今回使ってみたのが釣具のポイントから販売されている醤油です。


イカ墨と混じってしまうと考えられたので、4時間ほど経過してから醤油を新しいものと入れ替えてみました。
食べるときは洗わずにキッチンペーパーで余分な醤油を拭き取り、内臓だけ抜き取って輪切りに。

ナギ
ナギ
初めて食べたけど、お酒との相性が抜群過ぎる!

甘さだけでなくイカ墨と醤油がいい具合に混ざり合った奥深い味がたまりません!
だが、しかし!

釣ってそのまま、ぶち込むんじゃなくて、タモの中で刺激を与えて海中で墨を吐かしきってからした方が漬け込んだ方が良かったです。
墨の量が多過ぎて、少し生臭く感じましたw

ナギ
ナギ
これはこれで美味しかったんだけども!

初めての筏釣りのエギングでは期待していた数までは釣ることができませんでしたが、

  • ある程度の数を釣ってみたい人
  • イカの当たり、釣り方を練習したい人

には、最高の釣り場だと思います!

エギングを最高に楽しみたいという方は、ぜひ足を運んでみてください。

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